コンドームを使わないとこんなに怖い性病に罹るかも？

コンドームを使う事で、避妊が出来るのはもちろんの事、実は性病を予防する事にも効果を発揮しています。

性病は自分自身では気づきにくい病気であり、性行為で移ってしまいます。

パートナー同士の親愛の証であるセックスが、大事にしたいパートナーを苦しめる事になってしまうのです。

一体どんな病気に罹ってしまうのでしょうか？

 

こんな病気になるかも？

 

正式名称は性行為感染症（STD）というのですが、性病と聞いて真っ先に思い浮かぶのはHIV（エイズ）でしょう。

その恐ろしさと性行為、血液経由での感染することからHIVだけが注目されがちですが、他にもこんな病気に罹ってしまう危険があります。

 

・クラミジア

クラミジアとは細菌とウイルスの中間に属する微生物で、クラミジア目に属しています。

この生物の特徴は、生きた生物の細胞の中でのみ増殖するため、人口培養が出来ない微生物なのです。

クラミジアは通常のセックス・アナルセックス・オーラルセックス等ほぼ全ての性行為で感染してしまうので、

気づかぬうちにパートナーも感染している、という事があり得ます。

この性病の厄介なところは、感染しても気づかない事が多いという事。

そのため、重篤な病気に罹ってしまうまで放置してしまう事が多いのです。

また、クラミジアに感染していると、その他の性病に罹りやすくなってしまうというリスクもあります。

男性の場合、

 

・排尿時に痛んだりしみる
・尿道のかゆみや不快感が出る
・透明、又は乳白色の膿が出る
・睾丸が腫れる

 

等の症状が出るようです。

女性の場合、

 

・白っぽいおりものが出る
・下腹部に違和感を感じる
・重い生理痛が来る
・生理でもないのに出血が出る

 

等の症状が出るようです。

 

しかし、これらの症状は軽視されがちで、感染しても気づかない事が多いのです。

症状が重くなると、男性の場合は尿道炎や前立腺炎を、女性の場合は子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎

などを引き起こす場合があります。

また、オーラルセックスによって喉に感染してしまうと、咽頭炎、扁桃腺炎を発症してしまいます。

 

・淋病

淋菌と呼ばれる細菌に感染する事で発症する病気で、この病気もあらゆる性行為で感染してしまいます。

この病気の特徴として、男性は症状がすぐ出て、女性は気づかない事が多いという事です。

男性の場合、

 

・尿道が痒くなる、痛む
・膿や少量の出血
・排尿時にヒリヒリと痛む
・尿が濁るような分泌物や黄色の膿が出る

 

等の症状が出ます。

女性の場合、

 

・おりものが増える
・緑黄色の濃いおりもの
・陰部が痒くなる

 

等の症状が挙げられますが、これは体調によっては感染していなくとも出る事もあり、症状が分かりにくいでしょう。

膿や分泌物にも淋菌は繁殖しており、これらが付着した状態で目を擦ったりする事で結膜炎などに感染する事がある他、女性が感染していた場合、出産の際に新生児にも感染してしまいます。

男性の場合は尿道炎や前立腺炎を引き起こし、女性の場合は子宮内膜炎や卵管炎等を引き起こす恐れがあります。

また、オーラルセックスによって喉に感染してしまうと、咽頭炎、扁桃腺炎を発症してしまいます。

 

・梅毒

トレポネーマという病原体に感染する事で発症します。

梅毒は皮膚や粘膜の傷から体内に侵入し、血液を通して全身に巡り広がって症状が重くなって行きます。

梅毒は4期に分類されており、数字が上がる程症状が進行しますが、現在ではステージ3以上の重篤な症状は殆ど見ないのだとか。

 

主な症状は、

1期：感染から3ヶ月までの初期には男女共通で性器のトレポネマが侵入した部位に、分泌物が付いた塊のような物が出来ます。

2期：3年までに、全身のリンパ節が腫れ、発熱、倦怠感、関節痛等の症状が現れる事があります。

また、バラ疹と呼ばれる特徴的な全身性発疹が現れる事もあります。

3期：感染後3年から10年程で、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍（ゴム腫）が発生します

4期：多くの臓器に腫瘍ができて、骨、脳、脊髄等が犯され、死に至ってしまいます。

 

このように、長い時間をかけ人間の体を浸食するのが梅毒です。

以前は不治の病として恐れられてきた梅毒ですが、初期治療によって完治が可能な病気になっています。

これも、早期発見と早期治療の効果ですね！

 

まとめ

 

性病の事をあまり知らない方が多いと思いますが、その恐ろしさは分かってもらえたでしょうか？

性病はそれだけでも様々な症状を引き起こしますが、同時にHIV等他の性病に感染しやすくなるという特徴もあります。

まだまだ他にも恐ろしい性病は存在します。

大事なパートナーと自分自身を守るためにも、しっかりとコンドームの着用を心がけましょうね！