お酒を飲んだら勃起不全(ED)？中折れ王子と悲劇の原因

「中折れ」…勃起不全(ED)に分類される通称インポ。男性にとっては不名誉極まりない言葉である。

中折れに関する悩みを抱えている日本人男性はおよそ1000万人以上居るとされており、自分自身ではその症状を認めきれず悩みを抱えたまま過ごす、潜在ED患者はその全体の7〜8割以上も居るとされているそうじゃ。

 

どうも。近藤博士じゃ。

中折れやEDは男性のプライドそのものを大きく傷つけることから、自分自身でその症状を感じていながらも認めきれずSEXの度に辛い思いをしている人が多いそうじゃ。

今回はその実際にあった「中折れ王子」の悲しいエピソードを紹介しようと思う。

 

【序章】中折れ王子の恋

 

とある合コンが行われた日のこと。友人の誘いでそんな乗り気でもない中、中折れ王子はある繁華街の居酒屋に向かっていた。「今日は可愛い子来るよ！」と笑顔で言う友人。

しかし王子は「おぉー楽しみだな♩(はいはい、合コンに期待なんてしていませんよ〜)」そう思っていた。

カジュアルな個室居酒屋で3対3の合コンが開かれるその日。女性陣が来る前に先に店内に入り、そわそわする男性陣。王子も「(いつになっても慣れないな…この合コンが始まる前の期待と不安。まぁでも実際に始まってみると”不安”の気持ちが正解だったって感じになるんだけど)」

 

「どうも〜初めまして！」女性たちが個室に入ってくる。

王子もすかざず「どうも〜はじ…」挨拶が出来なかった。

いや、初対面の相手と挨拶を交わす。そんな当たり前で常識的な事が出来なくなるというのは異常な事である。そう王子の目の前でその異常事態が起きていたのであった。

 

…一目惚れである。

 

「あ、あ、あ、あ…」

王子はまるで千と千尋の⚪︎隠しのカオナシを彷彿とさせる程の吃りを見せた。

王子の目の前に現れた女性陣の中に、王子のタイプど真ん中である通称「H子」が居たのである。

その後どんな会になったのか。二次会でカラオケに行った事、かろうじて緊張の中連絡先を交換できた事、王子が覚えているのはどれも断片的な事であった。

タイプど真ん中の女性が目の前に現れて、緊張と興奮の中、お酒を飲みすぎてしまったから無理もない。しかし王子にはわずかな記憶すら幸福に感じた事は確かだった。

 

 

そんな幸せな夜から一夜明け、普段と変わらず仕事に精を出していた王子。ふと携帯電話を見ると、H子からLINEが届いていた。「王子くん！昨日はありがとう。今度の日曜日よかったらご飯に行きませんか？」

…なんとデートの誘いであった。

 

【第１章】いざ決戦！！

待ちに待った日曜日。王子は普段以上に身だしなみに清潔感を演出し、入念なデートプランと模擬デート(妄想)をして準備万端に待ち合わせ場所に向かっていった。

 

待ち合わせ場所に到着し、そこに待っていたのは以前にも増して可愛くて素敵な笑顔で王子に手を振るH子の姿だった。

「か、かわいい…」王子は思わずにやけてしまうのであった。

昼間は街をぶらぶらし、ショッピングモールに行ったり喫茶店で休憩をしたり。楽しくキラキラした時間が王子とH子の間で流れていく。

夜になってH子の希望もあって沖縄風居酒屋に入店した。H子は男を立ててくれる性格なのか、王子の話を聞きながらずっと笑顔で頷いてくれる。王子もそんなH子と過ごす時間が楽しくてついついお酒が進んでいくのであった。

 

(ちょっと飲みすぎたかな)

 

 

その程度にしか考えていなかった。

この後に訪れる悲劇を知らずに…

 

【第２章】そうゆう展開

夜も更けてきた。H子の自宅は少し遠く、終電も王子よりも早く終わってしまう。

王子は自分の胸の高ぶりを抑え聞いた「H子ちゃん明日は仕事？」と。

「はい、明日は仕事です。」

「そ、そうだよね〜！」

少し落胆する王子。まぁそりゃそうだ。明日は月曜日だし、普通に考えたら仕事のはずだもんな。

「でも…」

「え？」

「明日は遅番なんで昼から出勤なんです。」

 

ドクン…王子の胸が高まる。

 

「しゅ、終電は平気？」意を決して聞いてみる王子。

「あぁ〜もう終電無いかもです。」

 

マ・ジ・で・か！！！！！

 

王子は次のアクションも考えず、とりあえず会計を済ましお店を出ることにした。

「H子ちゃんこの後どこ行きたい？飲み直す？それともカラオケ？」

「ん〜どこでも大丈夫です。…でも出来ればちょっと寝たいかも。少し酔っ払ってきちゃいました。」

…！！！？

 

いや、これってそうゆう展開だよな。今までの経験上、そうゆう展開だよな！？

王子は過去の自分達に確認をとっていた。

5年前王子「あぁそうだ…行ったれ！！」

3年前王子「ゴムはつけろよ…行ったれ！！」

1年前王子「据え膳食わぬは男の恥…行ったれ！！」

現在王子「う、うん！僕、行ったる！！」

王子は男としての選択を取った。

 

「そしたらさ、どっか…泊まろうか？」

H子は少し照れた表情で「はい、王子さんが良ければ。」

 

良いに決まってんだろ〜！！！という気持ちを抑え、ラブホテルに向かう王子であった。

 

【第３章】勃たない息子

ホテルに入り名前も知らないフロントのおばちゃんから鍵を渡される王子。

ニコリと微笑むおばちゃんから「あんた、頑張りなさいよ」そう言われている気がした。

部屋についてH子は「着替えたいな〜」そう言って、部屋に備え付けの浴衣風のパジャマに着替えた。

「…ゴクリ」喉がなる王子。

(いかん、いかん！はやまるな。落ち着け〜…。)

「お、俺さ！汗かいちゃったし軽くシャワー浴びてくるね♩」

そういって、シャワーに入る。

ユニットバスで決して綺麗とは言えない風呂場が、王子には高級ホテルのそれに見えていた。

 

昂ぶる胸と、そり立つ息子。

 

(さぁ…ゲームの時間だ！)

と言わんばかりのラスボス感を一人で醸し出す王子は気味が悪かっただろう。

「良い湯だった〜」と今時高齢者でも言わないようなセリフを言って、部屋に戻った王子。

そこにはすでにベッドで寝そべるH子の姿があった。

 

無論、王子は分かっている。

この居眠りはフェイクであると…。

王子はベッドに入り、H子の隣に寝そべる。

興奮は最高潮。

もうここまで来たら誰も俺を止めることはできない！！！

 

そして、H子とのSEXが始まった。

初めての相手とのSEXとは言うのは興奮と緊張が程よいバランスで形成されており、その絶頂感というのはとてつもない快感だ。さらに王子にとって一目惚れした大好きなH子とのSEXなのだから尚更、その幸福は計り知れないものである。

前戯も長く、お互いの気持ちも十分確かめ合った。

いざ、本番！！！

その時である。

「あれ…勃たない？」異変に気付いた。

王子は前々からお酒を飲むとペニスが勃起不全になることが多々あった。それは王子自身分かっていたことであったが、まさか大好きな相手とのSEXで勃たないのは想定外だ。

(嘘だろ…なぁ嘘だろ…。)

気持ちが焦るほど、ペニスは萎えて小さくなっていく。

異変に気付いたH子は、

「一回…寝ましょうか。」

そう言ってSEXは中断された。

 

【最終章】中折れと恋の終わり

H子が眠りに就いてから数時間が経った。心のもやもやとペニスの付近がもどかしい王子。

(今だ。…今なら行ける。)

王子は意を決してもう一度H子とSEXをすることを決めた。

次は失敗は許されない！

王子はH子を半ば強引に起こす形で二回戦に挑戦した。

前戯もスムーズ、ペニスもしっかりと勃っている。

(よし！次は、次は頼むぞ！！！)

 

いざ本番！

ペニスを挿入してすぐの事だった。

萎えていくのが分かる。つまりは”中折れ”だ。

(そ…んな。)

もうここまでだった。H子は無表情で再度眠りについた。

王子は只々呆然と、朝になるまで時間が過ぎていくのを待つだけだった。

 

＿＿＿時は過ぎ、朝になる。

なんとなくお互いぎこちなく、会話も続かなかった。

ホテルを後にし、駅まで向かう。

道中も昨日の事が頭によぎって言葉に詰まる王子。

改札をくぐり笑顔で「さよなら」と言われる王子。昨日待ち合わせで見たH子の笑顔とは違うものという事は理解できた。

 

 

この日を最後にH子から連絡が来る事はなかった。

 

勃起不全(ED)の原因と根本的な解決法

とても悲しい中折れ王子のエピソードを紹介したが、いかがだったじゃろうか？

こんな悲しい結末になるくらいだったら、もっと早くに対策をするべきだったのじゃろう。お酒を飲んだら勃たなくなると言うのは、立派な勃起不全(ED)の症状の一つじゃ。

認めたくない事実なのは確か。でも、向き合わなければ根本的な解決にはならんからの。

身体的な要因もあるが、心の要因(心因性ED)も強く影響を及ぼす。

真剣に治したければ、医師に相談したりバイアグラの服用をおすすめする。バイアグラは医薬品じゃが、副作用などの心配はほぼないからの。しかし、しっかり医師に相談の上で服用するのじゃぞ。

 

わしはというと現在【クラチャイダム王】を使っている。医師に相談するのはちょっと気が引けたというのと、バイアグラと違って天然成分というのが少し安心であり、且つ効果も絶大と聞いて定期的に飲んでおる。

実際に使用してから勃起不全を感じる事もなくなり、お酒を飲んでも大丈夫じゃ。

H子と出会う前に知っていればと思うと…

 

 

け、決して中折れ王子はわしじゃないからの！

勘違いするでないぞ！